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健康

2016年9月29日

実は細かく分かれている!知っておこう認知症のこと

内閣府のまとめによると、2015年10月期の高齢化率は人口の26.7%を超え、「超高齢社会」に突入しました。「高齢社会」から「超高齢社会」へステージが変化するのに、ドイツは42年、フランスは114年かかった一方、日本はわずか24年。いかに急速に高齢化が進んでいるのかが、よくわかります。

写真①

そうした高齢化の要因のひとつに医療技術の進歩。病気による死亡率が大幅に低下した結果、平均寿命は長くなったことが挙げられます。様々な病気によって亡くなる可能性は少なくなった半面、増加しているのが認知症。2015年の厚生労働省の発表では、全国で認知症を患う人の数は10年後、約700万人を超えるといわれており、65歳以上の高齢者のうち5人に1人が認知症という計算に…。

この記事を読んでいる読者の中にも、そろそろ自分のことや親のことが心配になり始めている人も、少なくないでしょう。しかし、認知症というと、いわゆる“ボケ”のイメージしかなく、治療法や相談窓口など、わからないことはたくさん。そこで、認知症の基本について、地域密着型認知症対応型通所介護ふれあいの里や江戸川保育園など、高齢者と幼児の相互交流を促進した養老複合施設を運営する社会福祉法人江東園の杉大治さんに教えていただきました。

「ひと口に認知症といっても、認知症には(1)アルツハイマー型認知症、(2)レビー小体型認知症、(3)脳血管性認知症、(4)前頭側頭型認知症など、さまざまな種類があり、(1)と(2)が全体の7割程度を占めています。なかでも、(1)アルツハイマー型認知症は全体の半分以上を占め、女性に多いのが特徴です」(杉園長 以下同)
杉園長によると、(1)アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まり、神経細胞が壊れて死んでしまい減っていくために、神経伝達が出来なくなると考えられているそう。また神経細胞が死んでしまう事で、脳も委縮し、体の機能も徐々に失われていくのだといいます。

「アルツハイマー型認知症は、最近の出来事を忘れてしまうという症状があり、これは記憶を司っている海馬と呼ばれる部分に病変が起こり、記憶が出来なくなることから起こります。しかし、こうした症状が出る何年も前から、脳の異変は起きているのです」
次いで、多い(2)レビー小体型認知症は、男性に多いのが特徴。(女性の約2倍)レビー小体とは、神経細胞に出来る特殊なたんぱく質のこと。レビー小体が脳の大脳皮質(人がものを考える時の中枢的な役割を持っている部位)や、脳幹(呼吸や血液の循環に携わる人が生きる上で重要な部位)にたくさん集まってしまうことで神経細胞が壊れて減少するため、神経伝達が上手くいかなくなり、認知症の症状が起こるというもの。こちらも、アルツハイマー型同様、記憶障害が出る何年も前から脳に異変が起きているそうです。


いつもと変わらず元気であっても、脳のなかではなんらかの変化が起きている可能性があるというのは、不安が大きいもの。万が一、何か異変を感じた場合は、どこに相談すべきなのでしょうか?

「まずはかかりつけ医へ相談し、認知症疾患医療センター等、検査をしてくれる病院を紹介してもらうのが良いと思います。病状以外のことで支援が必要であれば、近隣の地域包括支援センターへご相談ください」


もし認知症になった場合、周囲の人にとって一番悩ましいのが、認知症であることを本人に伝えるべきか否か。認知症であると本人が伝えられるのはショックが大きいように思いますが、やはり伝えるべきなのでしょうか? この問題について、杉園長は「認知症の方への告知はケースバイケースだと思います。“認知症”は周りの方に相談がしにくいため、症状が進行してから見つかることが多く、本人は気付いていないと感じる方が多いのですが、認知症になったことに一番早く気付くのはご本人です」。

本人に認知症の症状が表れておらず、「最近物忘れが激しくなっているのかも、認知症が始まっているのかも…」と感じている時に告知することは、やはりショックが大きいであろうということ。しかし、認知症は早期発見・早期予防が重要と杉園長。(図参照)早期治療するには、やはり本人が理解していなければ難しく、本人が受け入れやすく・受け止めやすくする工夫が、医療側・支援者側に必要なのだと話します。

写真②

認知症には根本的な治療法がないものの、早期に発見し、進行を遅らせる薬物治療を行い、認知症であることを十分理解すれば、これまで通りの生活を送ることができるのだそう。

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